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まずは参議院議員総会
いよいよ、待ちに待った、待望の、夢にまで見た、画期的な、歴史的な、新しい歴史を創る、歴史の一ページを創る・・・等々いくらでも表現したくなるような「政権交代」。そして鳩山民主党内閣が本日誕生する。その首班指名の本会議の前にはいつものとおり、午前9時30分から国会内で参議院議員総会が開催され、総理予定者鳩山由紀夫代表も出席して挨拶された。
昨日、ホテルニューオータニで行われた両院議員総会での第一声「壮観であります」であったが、今日の議員総会での第一声は「おはようございます」と落ち着いた普通の言葉であった。それでも全体としてワクワクするような雰囲気に包まれた。参加している議員の顔も明るいし、お互いに衆議院選挙応援の話などで話題に事欠かない。閣僚予定の北澤氏や千葉氏らは握手責めの状態。
鳩山」だけではダメ
議員総会でちょっと面白かったのは、首班指名では単に「鳩山」としか書かないと無効になるという指摘があったことだ。要するに国会議員に同姓の者がいると、どちらなのかが分からなくなるので無効になってしまうわけだ。
「鳩山由紀夫」なのか「鳩山邦夫」なのかが不明ということを避けなければならないわけで、なるほどと思い知った。
本会議の議席変更
午前10時からは本会議開会であるが、議席の配置が変わった。私の新しい席はほぼ真ん中で江田議長の正面に位置することになった。この議席変えの理由は、かって与党で一緒だった自民党と公明党の議席が分かれたからだ。つまり以前は議長から見て右側に自民党と公明党が並んで座っていたのだが、今度は公明党が一番左側に移動した。この点を見ても野党になった自公は連立を解消し、分離したことが分かる。
新議員の紹介などがあって本会議はいったん休憩となり、いよいよ午後の本会議で「鳩山由紀夫」総理が誕生する。
オールスター布陣
マスコミ報道から見て、閣僚の顔触れも固まった。私が注目していた国土交通大臣には前原誠司議員、厚労大臣には長妻昭議員、法務大臣は千葉景子議員、環境大臣は小沢鋭仁議員ということで、ある程度は予想の範囲内ではあったが、小沢鋭仁環境大臣にはちょっと驚いた。
小沢議員がこれまで環境問題に関してさほど発言があったとは思えないので、どうしてかなという気はする。しかし人柄、能力は定評があるので、しっかりやれると期待できる。時期を見て水俣病問題などについて議論したい。
千葉法務大臣は、弁護士出身で、何と司法修習34期で私と同期。34期には千葉氏以外にも自民党の谷垣氏(将来の自民党総裁?)、公明党の山口代表と皆さん偉い人たちばかりだ。
全体として当選回数など重ねたベテラン議員が多いが、ある意味ではバランスのとれた陣容といえる。即戦力でかつ党内にも重みを効かせた新政権をスタートさせようとする鳩山新総理の意図が分かる。
ほぼ実力本位で適材適所という「オールスター」内閣ではないかと思う。国民の期待も大きい。しかしそれだけ、何か失敗したり、たいした成果が得られなければ、自民党と一緒ではないとの失望も大きくなる。新閣僚だけではなく民主党議員全員が、はしゃがずおごらず緊張感を持って政権運営に当たらなければならないと念じている。
注目すべき国家戦略局
新政権組織で注目は何と言っても国家戦略局だ。菅直人担当相の下、国家ビジョンや予算の骨格をつくる国家戦略局は当分の間、国家戦略室として活動する。
自公政権での重要組織であった経済財政諮問会議は廃止されることになるが、単にこれを引き継いだようなものであってはならない。まさに脱官僚依存政治を創造する目玉商品だし、国家作りの舵取りをやることになるだろう。
菅直人氏自身、最近、訪英してイギリスの議院内閣制を調査研究してこられたわけであり、担当大臣として打って付けではないか。これからの注目は、この国家戦略局にはどのようなメンバーが入るのか、どこまでどの程度の仕事ができるかである。まさに注目の的になる。
どのようなメンバーになるか今日の段階では分からないが、最初の仕事が総額14兆円規模の2009年度補正予算の見直しであることは間違いない。これまで117億円もかけるという国立メディア芸術総合センター(通称国営マンガ喫茶)を取り止めることは当然であるが、これ以外にもどこまでどの程度踏み込めるかが問題。
一般論として不要不急の事業・基金を凍結することは当然であるが、具体的にどの範囲がムダだと判断できるか、各論をしっかりと詰めなければならない。一部は執行済みで、補正予算を当てにしていた地方自治体から見直し反対の声も上がっているようであり、この点をも踏まえなければならない。そして民主党がかねてから主張してきた生活保護の母子加算復活は当然できることであるが、これ以外に新型インフルエンザ対策や緊急雇用対策をどの程度取り組めるか、早速難問山積でもある。
年末から来夏にかけて
年末には2010年度予算編成が控えている。子ども手当の半額実施(月額1万3千円)や公立高校実質無償化などの財源7兆1千億円を何としてでも捻出しなければならない。
年末に編成される予算案は、政権交代によって自民党とは違うということを国民に示す絶好の機会だ。そして来夏の参議院選挙前に目に見える形で成果を出さなければならない。これから来夏まで気の抜けない日々が続く。
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