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マスコミは、ともすれば警察・検察発表をそのまま記事に垂れ流したり、検察のリークを情報操作という疑いもなくそのまま記事に掲載して検察の提灯記事になっている傾向もある。
マスコミとして国民の批判を常に受けつつ冷徹な調査、取材こそ必要である。
マスコミは本来、権力を批判するスタンスを有しているはずであり、政府も与党も常に批判の対象になりうる。この点は、強大な権力を持つ検察も同様でなければならない。
しかし、この点は必ずしも十分ではなかった。かっては、あるいは現在でも一部のマスコミは検察批判を遠慮せずに行っていたりして、中には「検察暴走」などと報道しているところもある。
最近では、週刊朝日が厳しい検察批判を行っていて、聞くところによれば検察から抗議が届いたという。もちろん検察が抗議するのは自由であるが、これは特に慎重にしなければならない。言うまでもなく検察は強大な権力を有しているので、一般的に言えば、検察から抗議を受けたとすれば通常は誰でもびっくりする。相手を脅かして自由な言論が萎縮するようであれば大いに問題だ。よほどのことがない限り検察がマスコミに抗議するのは控えるべきであろう。
他方マスコミ側も、「関係者によると」といった表現での報道を安易に乱発するのは問題だ。
私自身、いつもいつも情報源を明らかにせよとまで言うつもりはない。マスコミにとって情報源を秘匿しなければならないことや、情報源との信頼関係を維持しなければならないこともあろう。しかしだからといって曖昧な情報なのに、十分なウラもとらずに「関係者によると」といった表現で垂れ流すことで世論操作に寄与することは許し難い。
情報源が明らかであるならば、その点を明示すべきであるし、明示できないときには読者の側からすれば、どの程度の信憑性のある情報なのか簡単には分からないのであるから、十分なウラを取っていることを何らかの示唆をするなどして報道すべきである。
そしていったん報道した情報であっても、もしその後、誤りであったり信憑性に疑いが生じてきたときには訂正報道をする勇気を持って欲しい。そうした勇気こそかえって国民は評価するのではないか。
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