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2月22日は朝から深夜まで視察の一日でした。
まず朝は7時26分東京発の新幹線に乗って浜松まで行って天竜川漁協の皆さんと天竜川佐久間ダムの堆砂状況を視察しました。これは松野が会長を務めている公共事業チェック議員の会に天竜川漁協のほうから視察の要請があったものに応えたもので、民主党の大河原雅子参議院議員と一緒でした。
現地に行ってみて、なるほど天竜川はたくさんのダムがあって、それこそダム銀座であるうえ、佐久間ダムの堆砂のものすごさにビックリでした。天竜川水系最大の発電ダムである佐久間ダムは、高度経済成長が叫ばれる1956(昭和31)年度に竣工して、当時としては日本の近代ダム技術の粋をこらした立派なダムです。建設時には天皇陛下もご覧になられたダムで行幸のときの写真も飾ってありました。
しかし53年後の今日、ダム容積の3分の1超が砂で埋まっています。その堆砂の量のもの凄いこと、例えばダンプカーで毎日何台も活用して除去したとしたらどの程度かかりますかという松野の質問に対して、漁協の役員からはあっさり100年かかるでしょうという返事。でもその返事もなるほどと感じられるほど、自然の川をせき止めたときの上流から日夜休みなく運ばれる土砂は天文学的ともいえるほどの量なのでしょう。
国は今、天竜川河口部の浜松市を水害から守るため、事業主体である電源開発(株)から発電の利水容量の一部を買い取って治水機能を確保し、また排砂バイパスを設けて今後の堆砂問題を解消しようと「天竜川ダム再編事業」を進めています。
総事業費790億円、2021年度完成予定の事業ですが、残念ながらダム事業の検証対象とはなっていません。これはあくまで既存施設の機能増強ということで、ダム建設というわけではないからでしょうが、本当に790億円もかけて排砂バイパスが必要なのか、その効果はどの程度なのかなどもう一度調査検討してみる必要ありと感じられたものです。
実際に見た天竜川は、シルト粘土が混じった水が流されていて、かなり濁っていました。とても清流とは言えませんでした。堆砂対策として排砂は必要ですが、だからといって単純に佐久間ダムを撤去をすることも現実的ではありません。
もう少し時間をかけて、環境影響評価などをしながら検討しなければならないと思いながら帰京しました。
東京に帰ってきたのが夜9時半ころでしたが、休む間もなく午後11時から公共事業チェック議員の会のメンバーなど含む議員5人で東京都の下水道更生管工事の現場視察をしました。
これは、東京都下水道局の千住東幹線(北千住駅近辺)内に入り、老朽化した下水管の内部から管路更生する技術により、路面を掘り返さずに各種パイプの長寿命化を図るSPR工法の現場視察でした。
これからの公共事業は、新たなハコものをドンドン作る時代から作ったものをいかにその寿命を保ちながら維持管理するか、といったことに主眼が置かれるべきものです。メーキングからメンテナンスの時代に突入したと言えます。
その観点に立っての視察でしたが、マンホールから下水道管に入り狭い中で腰を曲げながら老朽化の様子やその再生工事の様子を見ました。下水道も50年以上にもなるとさすがに老朽化が目立ち、これをどう維持管理するかが差し迫った課題だと再認識しました。
狭い下水道の中に入ると、それこそ各家庭から流された糞尿や生活雑排水が流れる中で、その臭いや中腰での姿勢での腰の痛みにも耐えながらの初めての経験でした。
麹町の宿舎に帰って風呂に入り寝たのは夜中の2時を越えていました。長い丸一日視察に自らご苦労さんでしたと言いたいですね。
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